賃貸物件に暮らしている方なら、誰でも一度は経験したことがあるであろう騒音問題。
上階から聞こえてくる足音だけでなく、壁を通して隣の住戸の話し声やテレビの音が聞こえてくることもあります。
神経質な人なら音が気になって夜眠れなくなったり、また「うちの音も聞こえてるかも・・・」と心配になり、音を立てないように生活することがストレスになることも。
これでは毎日の生活に支障が出てしまいます。
物件選びで後悔しない為に、今回は賃貸物件の遮音・防音性のチェックポイントをご紹介します。
遮音・防音性能を確認するには
・壁はコンクリートでできているか
一般的な鉄筋コンクリート造のマンションの壁は、コンクリートでできている事が殆どです。
しかし、まれに軽量気泡コンクリートなど、コンクリート以外の物でできている壁も。
コンクリートよりも遮音・防音性能が落ちる可能性がありますので、不動産会社の担当者に壁はコンクリート製か確認してみましょう。
・壁の厚さは?
壁の厚みの目安は150㎜以上、厚ければ厚いほど遮音・防音性能が高くなります。
・コンセントは埋め込み式?
壁からコンセントやスイッチが飛び出さない様、コンクリートの壁にボックスが埋め込まれている事があります。
隣戸のコンセント位置が同様になっていることが多く、両側から埋め込みがされている部分のコンクリートの厚さは薄くなります。
そこから音が漏れてくる恐れがあるため、隣戸のコンセント位置についても不動産会社にお尋ねください。
・GL工法
内装を仕上げる際、外気に面する壁の内部は団子状の接着剤でボードを貼り、そこにビニールクロスを貼るGL工法が用いられるのが一般的です。
この工法を隣の部屋との境の壁に使用している物件は、遮音性能が低くなります。
壁とボードの隙間の空気に音の共振・共鳴が起こり、音が増幅され大きく聞こえる事があるため注意が必要です。
・窓は二重サッシがベスト
高い遮音性能を求めるなら、窓は防音合わせガラス、もしくは二重サッシがベストです。
特に交通量の多い道路に面していたり、自分が室内でピアノ等の楽器を弾くといった場合には、窓の遮音性能はしっかりチェックしておきたいですね。
後悔しない物件選び
賃貸物件の騒音問題は、住人の暮らし方や当事者の感じ方にも左右されるうえ、誰でも被害者・加害者になりうるデリケートな問題です。
上記でご紹介したチェックポイントで後悔しない賃貸物件選びを行うとともに、ご近所の方とのコミュニケーションで互いの生活習慣を理解する事が、トラブル回避につながる事もあるでしょう。
おわりに
大栄リアルエステートでは、太田区の賃貸物件をご紹介しています。
上からの騒音が気にならない最上階の物件や、騒音リスクが減らせる角部屋の物件も見つかります。
一人暮らしの生活が快適になるお部屋探しは、弊社にお任せ下さい。