住まいを借りる際、相談で出向き、契約で再度出向くなど何度か仲介会社にいかなければなりません。
そこで今回、賃貸物件をITを活用して内見から重要事項説明(重説)までできるやり方と注意点はなにか、そもそもIT重説とはどんな意味なのかを解説します。
ぜひ、賃貸マンションやアパートの契約を検討されている高齢者の方や仕事で忙しいなどの理由で出向けない方は記事を参考にしてみてください。
賃貸物件を借りる際のIT重説とは?
IT重説とは、パソコンやスマートフォンなどのインターネット回線を活用しオンライン会議を実施することです。
内容は賃貸借契約における重要事項について説明します。
一般的には、仲介会社にて宅地建物取引士を持っている担当者が対面で説明しなければなりませんでした。
しかし、2017年10月1日以降からパソコンやテレビなどの端末を利用して、対面と同じく説明や質疑応答が双方できる環境であれば不動産会社に出向かなくても契約できるようになりました。
IT重説を取り入れることができるのは、賃貸借契約に関する取引のみです。
IT重説のやり方の流れとは?
やり方の流れは5ステップあります。
1、重要事項説明書を郵送で送る
賃貸借契約を交わす前に不動産会社から重説や契約の案内書類が郵送されてきます。
2、日時を決めて対応できる端末を準備する
パソコンやスマートフォン、タブレットなどテレビ通話が可能な端末を手元に用意しましょう。
3、通信環境の確認
開催時間になったら、不動産会社の担当者から連絡もしくは事前にオンラインツールに入るようにURLなどがメールなどで知らされます。
オンライン会議に入ったら、音声や映像に乱れがないか、カメラが双方オンになっているかを確認しましょう。
4、IT重説の内容を解説してもらう
内容で不明点や質問がある場合は、気軽にその場で問いかけましょう。
5、書類に署名して、郵送で不動産会社へ送る
IT重説における注意点とは?
注意点は2つ挙げられます。
1、双方が会話できるIT環境があること
説明担当者は宅地建物取引士であり、借主候補の方は図面や書類が手元にあることが前提です。
映像かつ声が双方聞き取ることが可能な環境ではないとIT重説は成立しません。
2、宅地建物取引士証の確認
宅地建物取引士が、資格証と同一人物かどうか確認しましょう。
対面でもオンラインであっても資格証の提示があります。
写真などが見にくい場合は、声をかけて見える位置にしてもらうなど対応してもらいましょう。
インターネット環境や端末が対応可能なのかを確認することも重要です。
どんなオンラインシステムを導入して実施するのか事前に確認し、対応するとスムーズに進むでしょう。
まとめ
IT重説はオンラインツールやビデオ電話を利用しておこなう、重要説明方法のひとつです。
仲介会社に出向く手間がなくなりますが、注意点として、端末の操作ができない方やインターネット環境が不安定な場所では、成立しない可能性もあります。
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