これから賃貸物件を探そうとする人のなかには、入居審査に無事通過できるかどうかを悩まれている方もいらっしゃるでしょう。
時間をかけて希望の物件に巡り合っても、入居審査に通過しなければそこには住めません。
今回は、入居審査とはどういったものか、何がチェックされるかについて解説します。
賃貸物件の入居審査とは？
入居審査とは、入居申込後3〜10日ほどの期間で、貸主側が入居を希望する人を審査し、実際に入居させるかどうかを判断する手続きです。
貸主からすると、家賃を滞納する人、問題行為を起こす人には入居してほしくありません。
そういった懸念を払拭すべく、対象となる人物を調査するのです。
入居審査にパスしたい！どれくらいの年収が必要かを解説
入居審査ではさまざまな項目がチェックされますが、その中でも特に大きいのが年収面です。
収入が十分かどうか、家賃を滞納するおそれがないかが見られますが、単に年収の多寡をチェックされるわけではありません。
重要になってくるのは、家賃に見合った収入を安定して得られているかです。
入居審査をパスできるか不安であるなら、月収の3分の1以下の家賃価格帯を基準にして物件を選ぶようにしましょう。
たとえば月24万円の収入がある場合は、家賃8万円以下を目安に物件を選んでください。
年収だけではない！入居審査で落ちる人の共通点は？
入居審査に落ちやすい人の特徴として、保証関係が確保できない、人柄に問題がある、などが挙げられます。
まず保証関係は、仮に滞納があった場合に代わりの支払い元が確保できるかどうかが審査されます。
具体的には、連帯保証人をつけられるか、家賃保証会社をつけられるか、の二点がチェックされやすいです。
連帯保証人をつける場合は連帯保証人自体の支払い能力も見られるため、人選には注意が必要です。
例えば肉親でも、高齢者で勤め先を退職しているような場合は連帯保証人として認められないことがあります。
連帯保証人を依頼するのであれば、比較的若くて年収も十分にある人にお願いしましょう。
また人柄は、貸主側が直接面談して審査します。
人柄に問題があると、入居後も近隣住民とトラブルを起こしたり部屋の設備を粗雑に扱われたりするのではないかと心配され、審査に落とされやすくなります。
貸主に余計な心配をさせないためにも、面談時はできるだけ丁寧に、感じ良く応対しましょう。
まとめ
賃貸物件の入居審査は、貸主が滞納や問題行動の危険がある入居希望者を見極めるためのものです。
入居審査に落ちる人の主な特徴は、十分な年収がない、保証関係が確保できない、人柄に問題がある、などが挙げられます。
入居審査の審査基準を事前に把握したうえで物件を探しましょう。
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