「引き込み戸」と聞いて、どのような扉なのかをすぐにイメージできる方は、そう多くはないでしょう。
今回は、引き込み戸とは何か、メリットデメリットとともにご紹介します。
賃貸物件へのお住まいをご検討中の方は、物件探しの際にぜひお役立てください。
賃貸物件で「引き込み戸」がある間取り!そもそも「引き込み戸」とは?
引き込み戸とは、扉を収納できる戸袋が壁の内部に作られており、そこに扉をしまえる扉のことです。
日本家屋で多く採用されている一方で、洋風の建物ではあまり見かけません。
引き込み戸をイメージしやすい代表的な例として、雨戸が挙げられるでしょう。
最近では、大きな扉をすっきりしまい込める特性を利用し、雨戸以外の室内扉で用いられることも増えています。
また、室内扉として取り入れられている引き込み戸には、床にレールが敷かれているものと、扉の枠上から吊るす物の、2つのタイプがあります。
賃貸物件で「引き込み戸」がある間取り!「引き込み戸」のメリットデメリットとは?
引き込み戸のメリット
●すっきりしたデザイン
●スペースを有効に使える
●より安全性が高い
壁の戸袋に扉を完全にしまえる引き込み戸は、引き戸に比べ、よりすっきりした印象を与えます。
また、引き戸では開けた際、扉1枚分の上に別の扉が重なる形になるため、その分の隙間を確保しておかなければならず、家具などの配置がやや難しいです。
一方で引き込み戸は、扉を開けても壁と一体化するため、両側のスペースを有効に使えます。
さらに、安全性が高いことも大きなメリットです。
扉が壁に引き込まれる引き込み戸は、指や足を挟めてしまう危険性が低い構造となっています。
加えて、レールをひかなくてもよい上吊式タイプの引き込み戸なら、段差もできないため、小さなお子さんやお年寄りの方でもつまずく心配がありません。
引き込み戸のデメリット
●掃除をしにくい
●戸袋に物が入ってしまうと取り出しづらい
戸袋は埃が溜まりやすいにもかかわらず、わずかな隙間しかないため、掃除が非常にしにくい場所です。
掃除機も届かないため、長い棒にガーゼなどを巻きつけて埃を取るなど、掃除に手間がかかります。
また、戸袋に物が入ってしまった場合、取り出すのが困難です。
そのうえ、物が入った状態では、扉を完全に開けられなくなってしまいます。
解決するには一旦扉を外す必要がありますが、引き込み戸は取り付けが難しいため、業者の手を借りなければならない可能性もあるでしょう。
まとめ
賃貸物件をお探しの際、引き込み戸がどうかを重視される方は決して多くはありません。
しかし、その特徴やメリットデメリットを理解しておけば、より自分に合う暮らしやすい住まいを見つけやすくなります。
ぜひ扉の種類にも注目して、賃貸物件を検討してみてはいかがでしょうか。
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