過去には戸建てを中心に、ほとんどの家が玄関に表札をかけていました。
ところが、最近では防犯上の理由などで表札を付ける家が減っています。
ひとり暮らしの賃貸アパートやマンションならなおのこと、表札を出すか出さないか迷うのではないでしょうか。
今回は賃貸に住む際、表札なしにしたときに生じるメリット・デメリットや、表札を出す場合の付け方についても考えてみましょう。
賃貸アパート・マンションで表札を出さない場合のメリット・デメリット
表札を出すか出さないかは個人やそのご家庭の自由です。
賃貸アパートやマンションの管理組合などで特別なルールがない限りは、出さないと罰せられるというような不都合も当然ありません。
それを踏まえたうえで、賃貸居住者に増えてきた「表札を出さない」ことによるメリット・デメリットをあげます。
まずメリットとして考えられるのは、なんといっても防犯上のリスクを軽減できることです。
最近はSNSを通じて個人の住まいを特定されるなど、個人情報の漏洩が安全な生活を脅かしかねない社会になっています。
特に女性のひとり暮らしでは、表札を出さないことがそうした危険を呼び込まないためのひとつの方法であり、メリットになります。
また、アパートやマンションでは、表札を出さない部屋のほうが不要なセールスからも敬遠されやすいことが容易に想像できます。
空き巣を狙った犯罪者によるマーキングなども表札を利用されることが多く、危険排除の意味合いで、表札を出さないことのメリットは大きいといえます。
手間の面からみても、賃貸の場合は早い段階での引っ越しも考えられますから、その際に表札を外す面倒や表札を外したあとの修繕の必要もなくせます。
反対に、表札を出さないと誰が住んでいるのか周囲にわからないことから、ご近所にある種の不安感を与えかねないことにもなり、災害など万が一の際の相互援助にも支障をきたす可能性があります。
表札を出さないことのデメリットとしてもっとも気になるのは、郵便物や宅配便の誤配です。
特に、集合ポストにも表札を出さないとなれば、トラブルの確率はより高まってしまうでしょう。
賃貸で表札を出さない? もし出すときの付け方は?
表札の付け方にはいくつかの方法があります。
賃貸では門柱や壁にボルトや釘を打ち込むことができませんから、接着剤や両面テープ、マグネットタイプにするのが一般的といえます。
もっとも簡単なのは「はがせる両面テープ」を使った付け方で、これにはアクリルやステンレス、木など軽い素材の表札が適しています。
接着剤やマグネットも含め、玄関ドア(壁)側に凹凸があると付きづらく、はがす際に跡が付きやすいことには注意が必要です。
ほかに、表札にチェーンを通してドア(壁)に付けた軽いフックに引っかける付け方もあります。
個性を求めるなら、オリジナル表札を作ってくれる業者に相談してみるのもおすすめです。
まとめ
表札はかならずしも付けなくてはいけないというわけではありません。
なにを優先するか、自分にとってのメリット・デメリットを考えてどちらにするか決めましょう。
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