ターミナル駅である蒲田駅のお隣駅ですが、蒲田とは違いのんびりとした空気が流れる街です。
また、駅の東西に延びる商店街は活気があり、生活に必要なお店もほとんど揃っています。
今回は、1人暮らしにも適した町梅屋敷の魅力を探ってみましょう。
アクセスが良い
京急線梅屋敷駅には電車が各駅停車しか停まりません。
それでも品川や横浜といった主要駅に乗り換えなしの一本でアクセスできる事から、交通で不便を感じる事は少ないでしょう。
品川駅までは約16分、横浜駅までは約13分で到着します。
また、駅の東口からすぐの国道15号線沿いにある「梅屋敷」バス停からは蒲田駅までのバスも走っています。
治安が良い
お年寄りも多く暮らしており、のんびりとした下町の雰囲気がある京急線梅屋敷駅。
お隣駅の賑やかな蒲田駅と比較すると、まるで違う時間の流れがあるようです。
商店街を通って帰れば夜遅い時間も明るいので、女性でも怖い思いをしなくて済みそうです。
歴史がある
平安の時代より、梅屋敷周辺は「梅木村」と呼ばれていたようです。
東京湾に面する温暖な土地のため、村では庭に梅の木を植え、果実を採取して梅干しなどを作っていました。
歌川広重が「蒲田の梅園」として梅屋敷の風景を浮世絵に描いています。
江戸時代になり東海道の往来が増えると、村には数件「休み処」が開かれます。
それらの中で最も繁盛したのが「梅屋敷」でした。
将軍が鷹狩の休息所として立ち寄ったり、幕末の志士たちも会合の待ち合わせ場所として利用しました。
文久2年(1863年)11月13日、長州藩世子 毛利定広が高杉晋作・久坂玄端らの横浜襲撃計画を止めるため高杉らを待ったのが「梅屋敷」でした。
毛利の説得は成功したのですが、その後の酒宴で土佐藩士との間で諍いが起こったのが「梅屋敷事件」と言われるものです。
「梅屋敷」はその後没落していき、現在は梅屋敷公園に梅屋敷の存在を示す石碑が残るばかりです。
物価が安い
京急線梅屋敷駅と言えば「ぷらもーる商店街」「梅屋敷東通り商店街」の二つの大きな商店街があります。
商店街には八百屋、パン屋、居酒屋、スーパーなどなど、生活に便利なお店が揃っています。
商店街を歩けば大概のお買い物は済んでしまうでしょう。
美味しいと評判のパン屋さんや惣菜屋さんもあるので、一人暮らしで自炊をしない人も食生活が充実しそう。
そして、どのお店も安くて、お店の人があったかい。
「お姉さん、今日の晩御飯は何にする?」なんて気軽に話しかけらたり・・・。
梅屋敷に暮らせば、ホームシックとは無縁の生活がおくれるかもしれません。
いかがでしたか?
梅屋敷は一人暮らしの方も素敵な新生活が送れそうです。